ラミネートベニアとは、爪の厚さ程の薄いセラミックの板を歯の表面を削った部分に貼る治療法のことです。
ホワイトニングでは効果の出ない色素沈着のひどい場合や、前歯のちょっとした隙間をうめる場合、表面まで黒ずんでしまった虫歯、軽くねじれている歯、欠けたり折れたりしている歯などを治療する際に用いられます。
歯の表面を削る量は0.5mmで、エナメル質が残る程度です。
そこにセラミックのラミネートベニアを強力な接着剤で固定
します。
歯の裏側や、歯と歯の間を削る必要はありません。
また、通常は痛みもなく、麻酔をする必要もありません。
1回の治療に要する時間は約2時間程度で、2回?4回で終了します。
きちんとケアを行えば、10年もつといわれています。
歯の表面の変色が気になる。表面の薄い虫歯による変色がある。
歯の表面を漂白するだけでは、十分な効果が得られない。
プラスチックの詰め物の変色が気になる。
歯の大きさや幅が不揃いで気になる。
歯の隙間が気になる。
綺麗な歯にはしたいが、その為に大きく歯を削りたくない。
歯の色にばらつきがある。
テトラサイクリン(抗生物質の一種)による強い着色なども対応でき、またホワイトニングに比べ後戻りが少ない。
すきっ歯などの小さな狂いを矯正治療を行わずに短期に治すことができる。
歯を削合する必要がある。
同様の効果をホワイトニング、矯正治療を行って得る場合と比較し、セラミックスを貼り付ける治療のためセラミックスの破折のリスクが生じる。